2013.12.09お知らせ2013.12.09
2013年12月7日付け朝刊(北海道、毎日、朝日新聞)に当事務所の弁護士奥山倫行のコメントが掲載されました。
2013年12月7日付け朝刊(北海道、毎日、朝日新聞)に当事務所の弁護士奥山倫行のコメントが掲載されました。
一票の格差訴訟に関するものです。
※上記訴訟の関連記事は、同日付け朝刊 読売新聞にも掲載されています。
(以下、弁護士奥山倫行のブログ記事を引用)
【一票の格差】札幌高裁は違憲状態判決でした。
昨日の12月6日の札幌高裁判決は違憲状態判決でした。定数配分規定の抜本的見直しが必要としつつも合理的期間は経過していないとの判断です。
注目すべきは「平成28年参議院議員通常選挙までの間に現行の選挙制度の仕組み自体の見直しといった抜本的な是正に向けた取組」を要求したところです。このような期限を区切っての最後通告と感じられる判断は私が知る限りでは初めてではないかと思います。
でも0.2票が0.5票になっても問題の解決にはなりません。本当の民主主義のために人口比例選挙の実現が必要です。今回も当日の法廷や会見の模様のほかテレビや新聞が事前に取材をして熱心に報じてくださいました。
今回の選挙では特に北海道の1票の価値はもっとも軽んじられていました。この国は、TPPや消費税の増税、天下の悪法である特定秘密保護法案など、多くの課題を抱えています。これらの問題は北海道に住み暮らす我々の日々の暮らしに直結する問題です。
それらの問題のかじ取りをする大前提として、全ての国民の声が等価値に扱われる国になることを願っています。次回は最高裁。上告の準備を進めます。