弁護士奥山倫行が訴訟代理人を務めている一票の格差訴訟(札幌高裁)の第1回目口頭弁論が1月15日に行われ、記者会見の様子が各メディアで紹介されました。
平成24年12月17日に、同年12月16日に実施された第46回衆議院議員選挙の無効を求める訴訟を札幌高等裁判所に提訴した件で、第1回目口頭弁論が平成25年1月15日に行われ、記者会見の様子が新聞・テレビ等の各メディアで紹介されました。
(以下、弁護士奥山倫行のブログ記事を引用)
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昨年12月に行われた衆議院選挙の無効を求めている1票の格差訴訟の第1回口頭弁論期日が昨日開かれました。
全国8高裁6支部で提訴されている一連の訴訟ですが、昨日の札幌高裁を皮切りに、今後、仙台、高松、秋田、金沢、名古屋、広島、福岡と期日が続いていきます。
今回の期日では原告被告ともに追加の主張立証なく結審しました。判決言渡期日は2月初旬ころを期待していましたが3月7日と指定されました。それでも提訴後81日に判決言渡期日が指定されたのはこれまでにないスピードです。
前回の衆議院選挙について最高裁は「違憲状態」と判断しており、その是正がなされないままに行われた今回の衆議院選挙は最低でも「違憲状態」です。裁判所にはさらに一歩踏み込んだ判断を期待したいところです。
やれないと「思う」、やったら混乱すると「思う」とかではなく、升永弁護士が強調するとおりできる方法があります。
しかも簡単に。
どこの政党が良いとか、どこの政党が駄目とか、どの政治家が好きとか、どの政治家が嫌いとかではなく、その前提として私たちの代表を選ぶためのルールは公平・公正なものであるべきです。
1票の格差の問題は誰か他の人の問題ではありません。私たち1人ひとりが今まさに直面している問題なのです。
50年以上ずっと無視され、誤魔化され続けてきたことがようやく変わり始めています。1人でも多くの方に関心をもっていただけることを願っています。
平成25年1月16日 弁護士 奥山倫行