2012.10.10講演・セミナー2012.10.10

北海道新聞2012年10月8日付け朝刊に奥山倫行弁護士のコメントが掲載されました。

北海道新聞2012年10月8日付け朝刊に当事務所の奥山倫行弁護士のコメントが掲載されました。

内容は、平成24年著作権法改正に関するものです。
(以下、新聞記事から抜粋)

【罰則化がはらむ矛盾】

改正著作権法が1日施行された。
違法配信の音楽や動画を海賊版と知りつつ、インターネットサイトからダウンロードする行為は2009年の改正で、私的利用でも違法となった。今度は刑事罰(2年以下の懲役か、200万円以下の罰金)の対象となったのだ。
海賊版をいかに区別するのか。罰則の適用で、どの程度の違法性認識が必要とされるのか。あいまいな点が多く、懸念の声が絶えない。
著作権に詳しい奥山倫行弁護士(札幌)は危惧する。
「これなら『○』、これだと『×』が分かりにくい。十分注意しないと誰でも罪に問われ得る。見せしめ的摘発があれば、ネット利用を萎縮させ、文化や経済の発展を阻害しかねない」

・・・・・・(中略)・・・・・・・・。

今回の改正で政府の当初案に罰則化はなかった。海賊版対策を求める音楽業界などの働きかけで自民、公明両党が修正案を提出し成立した。「十分な検討を経た改正でないことが条文などから透けて見える」と奥山弁護士は言う。